精神的ストレス負荷後の疲労感、およびストレス感に対する北海道産ホタテ由来プラズマローゲン、γ-アミノ酪酸およびヒハツエキスを含有するサプリメント摂取が及ぼす効果 -ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験-

著者

  • 片野 秀樹 一般財団法人博慈会 老人病研究所
  • 春木 崇 理化学研究所 生命機能科学研究センター
  • 真弓 佳伸 大阪体育大学大学院体育学科
  • 相馬 朗 日本薬科大学薬学部
  • 松木 勇樹 駒沢女子大学
  • 松木 秀明 東海大学
  • 鄧 鵬宇 株式会社 ベネクス
  • 縣 右門 日本薬科大学薬学部

キーワード :

プラズマローゲン, γ-アミノ酪酸, ランダム化二重盲検試験, 精神的ストレス, 疲労感・気分状態

要旨

 本研究は、北海道産ホタテ由来プラズマローゲン(HSOP) 、γ‒アミノ酪酸(GABA) 、およびヒハツエキスを含有する複合サプリメントの摂取が、精神的ストレス負荷後の主観的疲労感、気分状態、および睡眠の質に及ぼす影響を検討することを目的とした。18 歳~60 歳の健常な日本人成人を対象に、ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施し、10 週間にわたり介入を行った。主要評価項目は POMS2 短縮版、睡眠評価には PSQI‒J を、副次項目として ESS および VAS を用いた。その結果、供試食品摂取群では、混乱−当惑、抑うつ−落ち込み、疲労−無気力、緊張−不安のスコアが有意に改善し、TMD 総合スコアも低下した(p<0.05)。一方、PSQI‒J、ESS、VAS の群間比較では有意差は認められなかったが、認知課題負荷後の VAS 変化量は負荷前の値より有意な高値が認められた(p<0.05)。安全性に関しては、排便や生活習慣の変動、身体計測において臨床的に問題となる変化は認められなかった。今回の結果より、本複合サプリメントは、健常者における一時的ストレスによる気分変調や疲労感の軽減に非薬物的介入として有望である。

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出版済

2026-03-03

巻号

セクション

原著論文