双子を妊娠した女性の産前産後のケアニーズの比較:横断的調査

著者

  • 藤井 美穂子 帝京科学大学 医療科学部看護学科 https://orcid.org/0000-0003-3924-8786
  • 相澤  恵子 湘南医療大学 保健医療学部看護学科
  • 米倉 佑貴 聖路加国際大学 大学院看護学研究科

キーワード :

双子, 双胎妊娠, ケアニーズ, 周産期ケア, 横断的調査

要旨

 双胎妊娠は単胎妊娠と比較して母体および新生児の双方に高いリスクを伴う。女性は妊娠期から産後にかけて長期にわたり心理的負担を抱えることが多く、継続的な支援の必要性が示唆されている。本研究は、帰納的研究(藤井,2021)で示されたART後双胎妊娠女性のケア期待が自然妊娠例にも共通する可能性を仮定し、双胎妊娠女性が助産師や看護師に期待するケアを明らかにし、妊娠期と出産後のケアニーズを比較して継続支援のあり方を検討することを目的とした。

 質問紙は同研究を基に作成し、2021年7月から2022年12月にかけてGoogle Formを用いた量的記述的研究を実施した。対象は全国の多胎サポートグループ会員および産後ケアサービス利用者である。質問紙は妊娠期、分娩期、施設間連携に関する28項目で構成され、5件法で評価した。比較には独立t検定を用いた。

 回答者273名のうち妊娠中24名(8.8%)、産後249名(91.2%)であった。妊娠期では「リスク情報への関心」、産後期では「出産までの努力を認め共感する関わり」が有意に高く、産前産後でニーズが異なることが明らかとなった。ARTの有無にかかわらず双胎妊婦は自分に起こりえるリスク情報を求め、産後は休息の確保や情緒的支援を望む傾向がみられた。これらの結果から、双胎妊婦への継続的ケアでは安心感と幸福感を回復できる支援の重要性が示唆された。

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出版済

2026-06-29

巻号

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原著論文