外来通院中の血液透析患者の主観的幸福感に関連する要因 ~身体的,心理的および社会的アクティビティに着目した検討~
キーワード :
血液透析患者, 主観的幸福感, アクティビティ, 関連要因, Stepwise法要旨
外来通院中の血液透析患者109名(男性85名 女性24名)を分析対象とし,主観的幸福感に関連する要因について,身体的,心理的および社会的アクティビティに着目し調査を行った.血液透析患者の主観的幸福感の平均は4.77であり,一般の高齢者70歳以上の平均点4.95より低かった.主観的幸福感を従属変数とした重回帰分析(Stepwise法)の結果「年齢が高い」「倦怠感がない」,「総身体活動量が少ない」,「口腔内健康への心がけ」,「人とのつながりを大切にした行動」「地域活動への参加」が有意な影響力を持つ変数として採択され,モデル全体として分散の48.2%が説明された.主観的幸福感の維持・向上には,倦怠感軽減や健康志向としての口腔内健康ヘ向けたサポート,他者理解を高める行動としての人とのつながりを大切にした行動,および地域活動への参加を推奨する必要性が示された.さらに,総身体活動量は就労との関係があり,仕事と治療の両立へ向けた配慮の必要性が示唆された.
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