医学部教養課程における「生物学実習」の現状と今後の役割

著者

  • 茂里 康 和歌山県立医科大学
  • 村井 稔幸 大阪大学 医学系研究科
  • 竹中 康浩 日本医科大学 医学部生理学(生体統御学)
  • 中道 夢心 和歌山県立医科大学 医学部
  • 内藤 玲奈 和歌山県立医科大学 医学部
  • 山本 玲 和歌山県立医科大学 医学部
  • 村田 顕也 和歌山県立医科大学 医学部

キーワード :

生物実習, 生物実習, 教養教育, 生化学, 分子生物学, 生化学, 分子生物学

要旨

 文部科学省は,平成13年に「準備教育モデル・コア・カリキュラム」を策定し,医学教育の中の教養教育の意義を,「人類の知的遺産を受け継ぎ,より良い形で受け渡すために,人が得ていなければならない知的好奇心と知的行動力を養う事」と定義した.医学部生にとって,初年次教養教育の役割は重要である.中でも医学の基盤である生物学教育は,基礎医学,臨床医学への橋渡しであり,その内容吟味は,医学教育のボトムアップに直結する.そこで全国の医学部30校の「生物学実習」の現状について調査を行い,続く基礎医学課程の実習内容との関連性および今後の「生物学実習」の方向性について考察を行った.

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出版済

2025-06-09

巻号

セクション

報告論文