2019年度全国高等学校総合体育大会県大会と西部地区予選会におけるコンディショニングとケアボランティア報告
キーワード:
コンディショニング・ケア、ボランティア活動、高校陸上大会
要旨
我々は、スポーツ競技者のコンディショニング・ケア方法を学ぶためにSport Medical Care Club を立ち上げ活動している。今回、S 県学校総合体育大会西部地区予選会と全国高等学校総合体育大会S 県予選会のコンディショニング・ケアのボランティア活動を行い各大会でコンディショニング・ケアを行った選手の属性や不調な部位の傾向をまとめた。2 つの大会でコンディショニング・ケアを行った選手は311 名で、その内146 名が短距離選手で最も多かった。また、不調を訴える主な部位の内訳は、競技種目にかかわらず大腿後面、下腿後面、腰、大腿前面が多かった。今回得られた知見を基にボランティア活動に参加する学生が陸上競技の特性を把握し、各競技で起こる障害や外傷に関する知識とコンディショニングやケアの技術を身につけることが必要である。