国内における精神看護学研究の動向分析

-テキストマイニングによる教育的示唆とその可視化ー

著者

  • 山﨑 陸世 宝塚医療大学 看護学科 精神看護学
  • 松浦 純平 周南公立大学
  • 辻 麻由美 周南公立大学
  • 明神 一浩 新潟薬科大学 看護学部看護学科(現所属:千葉科学大学 看護学部看護学科)
  • 菊地  淳 日本保健医療大学
  • 茅野 友宣 鳥取看護大学
  • 多田 めぐみ 周南公立大学

キーワード :

精神看護学, 精神看護学教育, テキストマイニング, 学修者主体, 学びの可視化

要旨

本研究の目的は、1997年から2025年までに国内で発表された「精神看護学」関連原著論文を対象に研究動向を可視化することである。医中誌Webを用い、「精神看護学」をキーワードに原著論文856件を抽出し、タイトルを分析対象とした。KH Coder 3を用い、共起ネットワーク分析、年代別対応分析、自己組織化マップを行った。その結果、頻出語は「看護」「精神」「実習」「学生」「教育」「指導」などであり、共起ネットワークでは臨床体験と指導を中心とした教育的研究が主流であった。年代別対応分析では、1997–2007年は教育導入期、2008–2013年は臨床指導の充実、2014–2019年は学修者主体の教育法、2020–2025年は教材活用と教育の多様化がみられた。自己組織化マップでは「教育実践」「社会的支援」「理解・実践」「教育評価・教材研究」の4クラスターが確認された。以上より、精神看護学研究は学修者主体の教育法の展開と教材活用・教育方法の多様化を通して、学びの可視化と教育の質保証を志向する方向へ推移していた。特に、「体験」「理解」「実践」の連関は、知識・技能・態度を統合して実践力を育成するコンピテンシー基盤型教育(CBE)の理念と親和的であり、「教材」「活用」「実践」「考察」の近接は、教材を用いた教育実践の検討や教育方法の多様化への関心を示し、教育DXと親和的である可能性が示唆された。

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出版済

2026-10-08

巻号

セクション

原著論文