新型コロナウイルス感染症流行時における看護職の精神的健康の実態と関連する要因:単施設横断研究
キーワード :
看護職, 精神的健康, GHQ-12, レジリエンス, COVID-19要旨
目的:新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)流行時において,感染症指定医療機関で働く看護職の精神的健康の実態と関連する要因を明らかにすることである。
方法:2021年3月1日~2021年3月31日にCOVID-19患者を受け入れている感染症指定医療機関A病院の看護職482人を対象とし,郵送法による自記式質問紙調査を実施した。調査内容は,属性,精神的健康(GHQ-12),精神的健康に関連すると考えられる要因(サポート状況,COVID-19患者との接触経験,対象者が知覚する誹謗中傷によるストレス,仕事へのやりがい,レジリエンス)とした。レジリエンスは,精神的回復力尺度を用いて測定した。
結果:分析対象は225人(有効回答率46.7%)であった。精神的健康が不良である看護職は46.2%であった。精神的健康が不良であることに関連した要因は,対象者が知覚する誹謗中傷によるストレスがあること,精神的回復力尺度得点が低いこと,仕事へのやりがいがないことであった。
結論:COVID-19流行時の看護職の精神的健康の実態として,約半数の看護職は精神的健康が不良であった。レジリエンスや仕事へのやりがいを高める重要性が示唆された。
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