乳児と母親のふれあいや遊びと母親の育児ストレスとの関連

  • 武田 智晴 東京医療学院大学
  • 小泉 仁子
キーワード: 第1子の乳児を育てる母親, 育児ストレス, ふれあいや遊び

要旨

本研究の目的は、乳児を育てる母親の育児ストレスについて、乳児と母親のふれあいや遊びの頻度・思いとの関連を明らかにすることである。健康な乳児と母親が集う、乳児健康診査、親子ひろば等を実施する施設のうち、研究協力の承諾が得られた4か所において、第1子の乳児(単胎児)をもつ母親に無記名自記式質問紙調査を行い、106名を分析対象とした。調査内容は、対象の背景、乳児と母親のふれあいや遊びの頻度、育児ストレスインデックスショートフォーム(PSI-SF)、赤ちゃんへの気持ち質問票とした。その結果、育児の経済的負担感や、何をするにも億劫に感じる母親は、ふれあいや遊びの頻度が統計的に有意に低く、乳児と母親のふれあいや遊びの頻度と母親の育児ストレスとの間に負の相関を認め、母親が乳児とのふれあいや遊びに不安を感じていることは育児ストレスと関連していた。また、重回帰分析の結果から、母親が子育てのイメージと現実との間にギャップを抱いていることが影響していた。
乳児と母親のふれあいや遊びと、育児ストレスには関連があることが明らかとなった。

出版済
2023-01-27
セクション
原著論文