看護学生における首尾一貫感覚の形成とストレス対処方略との関連

臨地実習前後の変化の検討

  • Kyoko SUGA
  • Chizuyo USAMI
  • Yumiko OGURO
  • Chisako SAKAKIBARA
  • Norio ISHII
キーワード: SOC、TAC-24、ストレス対処方略、臨地実習

要旨

本研究は、SOC:Sense of Coherence の強度によって、SOC 形成の過程に違いがあることを仮定し、SOC 高群と低群間での臨地実習前後のSOC やストレス対処方略の違いを明らかにすることを目的とした。3 年課程看護専門学校の3 年生を対象とし、看護基礎教育最終段階の臨地実習前後でSOC、TAC-24、STAI を測定し、SOC 高群および低群の学生の傾向と、不安傾向やストレス対処方略との関係を検討した。その結果、SOC低群の学生は常にストレスを受けやすい傾向を持っているものの、臨地実習後にSOC得点が上昇した(t(12)=-4.00、p<.01)。またSOC 低群は、実習前にはストレス対処方略を積極的に用いていない傾向にあったが、実習後にはSOC 高群と同様に柔軟にストレス対処方略を選択する傾向が見られるようになった。

出版済
2018-10-21
セクション
原著論文