臨地実習における看護学生の身だしなみに関する意識調査

  • 野中 浩幸
  • 加納 みなみ
キーワード: 身だしなみ、臨地実習、看護学生、許容度、茶髪

要旨

東海地方A県にある医療系大学の看護学科では、臨地実習における基本的な身だしなみとして、茶髪を禁止し黒髪で肩にかからないことや、ピアス、ネックレス、指輪などのアクセサリー装着は行なってはならないとの指導を行なっている。また、それが学生としてのあるべき姿であるという教育方針をとっている。
実習病院でも、身だしなみに関する規律を定めているが、常識の範疇で個人の自覚と判断に委ねられている場合が多い。
身だしなみに関する先行研究では、患者や家族、一般市民との比較において許容度に差があることが明らかになっている。
本研究は臨地実習を終えている看護学科4 年生に、学生がもつ髪型や髪色、化粧、アクセサリーなどに対する身だしなみのイメージや許容度、臨地での看護師の身だしなみに対する思いについてのアンケート報告である。
アンケート回収率は90.6%であった。

出版済
2018-10-14
セクション
原著論文