Myanmar のポパマウンテンの火山クレーターに生息するオナガザル科リーフモンキー Trachypithecus phayrei (Blyth, 1847) の 行動学的研究と遺伝子解析

  • Nang Wah Wah Min .
  • Tomoe Komoriya
  • Thein Soe .
  • Khin San Wai .
  • Win Lwin Oo .
  • San San Nwe .
  • Khin Htay .
  • Hideki Kohno
キーワード: Trachypithecus phayrei, Popa Mountain Park, Myanmar,Feeding behaviour, Lysozome and mtDNA

要旨

ミャンマーのポパマウンテンのクレーターに生息する Trachypithecus phayrei(BLYTH, 1847) の行動学的研究や研究場所とサルの生息地の状態に関して、写真等にて説明した。さらに、サルの皮膚サンプルから遺伝子を抽出し、ミトコンドリア遺伝子とリゾチーム遺伝子の2 つをターゲットとしてDNA 配列を解析した。その結果、本研究のT. phayrei は、ベトナムよりもインドに近い種であることが明らかとなりました。さらにポパマウンテンに生息するリーフモンキーは、バゴマウンテンから派生したサルではなく、チンヒル高原に生息するリーフモンキーから派生したと示唆されます。

出版済
2018-10-14
セクション
原著論文