https://medbiol.sabsnpo.org/EJ3/index.php/MedBiol/issue/feed
医学と生物学 (Medicine and Biology)
2024-08-22T22:05:48+09:00
檜山 哲夫
medbiol@sabsnpo.org
Open Journal Systems
<p><strong>「医学と生物学」は、2018年、オンライン版の電子ジャーナルで復刊しました。</strong></p> <p align="left">「医学と生物学」は昭和17年(1942)に創刊され、医学およびそれに関連する領域の原著論文、短報、総説などの掲載誌として財団法人緒方医学化学研究所の支援のもと、医学生物学速報会から刊行されていました。残念ながら、同法人の解散に伴い平成25年(2013)に157巻をもって休刊となっていました。</p> <p align="left">この度、特定非営利活動法人バイオテクノロジー標準化支援協会(SABS)が、医学生物学速報会から「医学と生物学」を引き継ぎ、新たにオンラインジャーナルとして発行することになりました。</p>
https://medbiol.sabsnpo.org/EJ3/index.php/MedBiol/article/view/521
中途採用看護師のプロアクティブ行動尺度の開発 ―尺度項目案の内容妥当性の検討―
2024-08-22T22:05:48+09:00
Satomi Koyama
satomi.koyama@fujita-hu.ac.jp
Yumiko Miyoshi
satomi.koyama@fujita-hu.ac.jp
Kaoru Kawai
satomi.koyama@fujita-hu.ac.jp
Kimie Takehara
satomi.koyama@fujita-hu.ac.jp
Sayuri Nakamura
satomi.koyama@fujita-hu.ac.jp
<p>【目的】現在就業中の病院以外で、看護師として就業していた経験を有する看護師(以降は中途採用看護師とする)が、組織社会化の過程で行っているプロアクティブ行動を測定する尺度の項目案の内容妥当性を検討する。</p> <p>【方法】看護系大学の教員14名を対象に、尺度の77項目案の内容妥当性に関する無記名自記式質問紙調査を実施した。「中途採用看護師のプロアクティブ行動」の操作的定義と各項目案の関連の程度について4段階で評価を求めた。調査結果から内容妥当性指数(item-level content validity index;I-CVI)を算出した(調査1)。基準の0.78を満たさなかった項目を修正し、修正した項目案を用いて再調査を実施した(調査2)。</p> <p>【結果】調査1でI-CVIが0.78以上を示したのは48項目だった。0.78未満であった項目を修正し、29項目で調査2を実施した。調査2でI-CVIが0.78以上を示したのは12項目であった。</p> <p>【考察】調査1と調査2においてI-CVIが0.78以上を示した項目の多くは、中途採用看護師の組織社会化の過程にある課題の解決に向けた行動を示す内容であると推察された。2つの調査でI-CVIが0.78以上を示した項目は内容妥当性を確保していると考えられた。</p>
2024-08-06T19:02:59+09:00
##submission.copyrightStatement##
https://medbiol.sabsnpo.org/EJ3/index.php/MedBiol/article/view/550
地域で生活する統合失調症者の身体活動量とリカバリーとの関連
2024-08-22T22:05:48+09:00
藤本 裕二
mio42@cc.saga-u.ac.jp
楠葉 洋子
mio42@cc.saga-u.ac.jp
松浦 江美
mio42@cc.saga-u.ac.jp
古野 貴臣
mio42@cc.saga-u.ac.jp
藤野 成美
mio42@cc.saga-u.ac.jp
<p>本研究の目的は,地域で生活する統合失調症当事者の身体活動量とリカバリーとの関連について明らかにすることである。</p> <p>地域で生活する統合失調症当事者に無記名自記式質問紙調査を実施し,88名を分析対象とした。調査項目は,対象者の背景項目,国際標準化身体活動質問票(IPAQ),24項目版 Recovery Assessment Scale 日本語版(RAS)とした。</p> <p>本研究対象者のRAS合計得点±SDは,82.3±15.1点,総身体活動量の平均値(中央値)は,1125.5(705.0)METs・分であった。RASとの関連をSpearmanの順位相関係数およびMann–WhitneyのU検定により確認した。さらに,RAS合計得点を従属変数,各生活場面における身体活動量を説明変数として重回帰分析(Stepwise法)を行った。その結果,RAS合計得点および全ての下位尺度と総身体活動量に関連がみられた。また,現在,運動に取り組んでいる人は,取り組んでいない人と比べてRAS合計得点が有意に高かった(p<0.001)。RAS合計得点と各生活場面における身体活動量との関連では,【余暇時間の総身体活動量】,【仕事中の総身体活動量】,【家事に関する総身体活動量】がリカバリーに有意な影響力を持つ変数として採択され, 自由度調整済みR2は0.289であった。</p> <p>統合失調症当事者のリカバリー促進には,日々の身体活動量増加へのアプローチや適度な運動を取り入れた介入の必要性が示唆された。</p>
2024-08-06T19:03:42+09:00
##submission.copyrightStatement##
https://medbiol.sabsnpo.org/EJ3/index.php/MedBiol/article/view/549
高齢者における機能性消化管疾患に対する食事療法の最新知見
2024-08-22T22:05:48+09:00
大川 洋平
okawayohei98@gmail.com
<p> 少子化、高齢社会をむかえる本邦において、高齢者の栄養療法は非常に重要です。高齢者は複数の病気を抱えていることが多く、栄養失調になりやすいです。また、消化管の機能に器質的な異常がないにもかかわらず、機能性便秘、下痢、便失禁などが起こる場合もあります。これらの障害、それに伴う栄養失調、回復の遅さなどにより、高齢者が社会に復帰することが困難になることがよくあります。二次的または不適切な栄養管理は合併症を増加させ、身体機能を低下させ、予後を悪化させます。これまでの統計調査では、必要カロリーの半分未満しか摂取していない65歳以上の入院患者では、院内死亡率が著しく高いことが示唆されています。したがって、高齢者には早期からの適切な栄養管理が重要です。また、高齢者特有の病態として機能性排泄障害、認知症、サルコペニア(筋萎縮症)などが注目されており、栄養管理を伴う早期のリハビリテーションが重要です。高齢だからと言って栄養管理が不可能になるわけではなく、終末期や高度な心身疾患においても適切な栄養療法を見直す必要があります。この論文では、高齢者に焦点を当てて、食事摂取と 機能性胃腸疾患の関係を調査しています。関係を調査しています。</p>
2024-08-14T15:40:19+09:00
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